ピロリ菌に感染している、と⾔われたのですが今まで胃の調⼦が悪くなったこともありません。治療すべきでしょうか?治療するとしたらどのような治療になるのでしょうか︖
胃⼗⼆指腸潰瘍の患者様の約90%がピロリ菌に感染していて、ピロリ菌が潰瘍の原因となっていることがわかっています。また、ピロリ菌に感染している⼈は、していない⼈と⽐べて胃がんの発⽣率が⾼く、H25年より、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の患者様に対しても、ピロリ菌を駆除する除菌治療が保険適⽤となりました。
治療としては、2種類の抗⽣物質と1種類の胃酸分泌を抑える薬の計3種類のお薬を7⽇間内服する治療です。除菌によって胃⼗⼆指腸潰瘍の再発率が著しく低下するのみならず、胃がんの発⽣リスクを下げてくれることが期待できますので、症状のない⽅でも、消化器病の専⾨医にぜひ⼀度ご相談ください。